ローカルLLMの始め方
ローカルLLMを初めて使う人向けに、「何を入れて、何をダウンロードして、どこを押せば会話できるのか」を順番に説明します。ここではGUIで分かりやすいLM Studioを例にします。
① LM Studioを入れる → ② 自分のPCに合うモデルを選ぶ → ③ Q4前後をダウンロード → ④ モデルをロード → ⑤ Chatで話しかける
0. まず「ローカルLLM」とは?
ChatGPTなどのクラウドAIとは違い、モデルファイルを自分のPCへ保存し、自分のCPU/GPU/RAMを使ってAIを動かします。モデルを取得した後は、構成によってはインターネットへ文章を送らずに使えます。
まだ「モデル」「GGUF」「量子化」が分からなくても大丈夫です。先に実際に動かしてから覚えても問題ありません。
1. 自分のPCをざっくり確認
WindowsでNVIDIA GPUを使っているなら、まずVRAM容量を確認しましょう。タスクマネージャー → パフォーマンス → GPUで確認できます。
LM Studio公式ではWindows x64環境でAVX2対応CPUが必要で、RAM 16GB以上、専用VRAM 4GB以上が推奨されています。MacはApple Siliconが対象です。
2. LM Studioをインストール
LM Studio公式サイトからWindows / macOS / Linux版を入手してインストールします。初回起動後は、モデルを探すためのDiscover画面を使います。
3. 最初のモデルを探す
Discoverでモデル名を検索します。たとえばGemma、Qwen、gpt-ossなどです。最初は「一番強い巨大モデル」より、自分のメモリに余裕を持って収まるモデルを選ぶ方が快適です。
VRAM 8〜12GB
7B〜12B前後のQ4から始めると扱いやすいです。
VRAM 16GB
12B〜20B級が選択肢。モデル構造や量子化によってはさらに大きいモデルもRAM併用で使えます。
VRAM 24GB+
20B〜32B級Q4など、大型モデルの選択肢がかなり広がります。
4. 量子化は何を選ぶ?
同じモデル名でも、Q4_K_M、Q5_K_M、Q8_0など複数のダウンロード候補が出ることがあります。
LM Studio公式は、PCに余裕があるなら4-bit以上の選択肢を推奨しています。初心者ならまずQ4_K_M前後を基準にすると、容量と品質のバランスを取りやすいです。
5. モデルをロード
ダウンロードが終わったらChat画面を開き、モデルローダーからモデルを選びます。「ロード」はモデルをRAMやVRAMへ配置して、実際に推論できる状態にすることです。
最初はコンテキスト長を4K〜8K程度にしておくと、メモリ不足を起こしにくくなります。GPU offloadはLM Studioの自動設定から始めて構いません。
6. 話しかけてみる
ロードできたらChat欄へ普通に質問を書くだけです。
「こんにちは。あなたができることを日本語で3つ教えてください。」
「この文章を100文字以内で要約してください。」
「Pythonで1から100まで足し算するコードを書いてください。」
7. 慣れてきたら
モデルを比較する
モデル比較から、自分の用途に合うモデルを探します。
大きいモデルを試す
Q4→Q5や、より大きなモデルへ少しずつ広げます。
APIで他アプリと連携
LM StudioはローカルAPIサーバーやOpenAI互換エンドポイントも提供しています。
うまく動かないとき
モデルがロードできない、生成が遅い、GPUを使わないといった問題は珍しくありません。